ドアン.アタヌル氏とアスマン夫人の紹介

 ドアン.アタヌル氏とアスマン夫人は、共にトルコ系カナダ人の水彩画家でありまた彫刻家でもあります。二人が出会ったのはトルコのエーゲ海沿岸のイズミル市にあるドクス.イルウル大学の芸術学部の学生として学んでいた(1983年)頃でした。アタヌルとアスマンは芸術学部の学生の中でも一、二を争う優秀な学生でした。在学中にトルコ国内の美術展で多くの受賞をし、地元紙やマスコミで度々その才能を取り上げられ評判になりました。彫刻のプロジェクトでお互いの胸像を製作する機会があったことから、それまでライバルだった二人は一転して芸術を共有し合うことの出来る恋人同士になりました。芸術家としての道を共に歩くことを決め卒業と同時に結婚しました。在学中にトルコの田舎を取材旅行して回り、街や村の様子、人々の表情を優れた観察力と豊かな感性で次から次へと描きました。この頃に培われた感性が、アタヌルとアスマン二人に共通する「芸術性」として作品の中に強く現れています。二人は、トルコの国だけに留まることなく、芸術家として世界で活躍したいと考えました。作品をカナダ大使館に送りその実力を認められてカナダの永住権を取得しました。1993年、長男のアタシュが3歳になった時カナダに移り住み、以来バンクーバーを基点に目覚ましい活躍をしています。
 アスマンは、独自の表現方法で対象物を感覚的に捉えて描いています。彼女の作品の多くは、小さな町や村の建物、市場、狭い路地、港、運河などがパノラマ的な視点で印象的に描かれています。アスマンの芸術性のテーマは一貫して想像性に富み、感覚的に表現することを重視しています。その手法は、色が輝いて見えるコントラストで彩色するのに加えて、たっぷり水を使って色が重なり合った瞬間に生まれる微妙な色彩を駆使して独創的に描く技法に特徴付けられています。アスマンは、トルコではイズミル市の芸術大学で教えています。
 アタヌルの作品の描写対象は、人々の日常の姿です。アタヌルの描く人物の表情や姿は、力強さと優しさと詩情的な感性に満ち溢れています。彼の作品にはさまざまな人間の生活の姿が生き生きと描かれています。カナダ移住後はトルコの文化を象徴する作品に加えて、ヨーロッパや北米の文化や生活の様子が描写対象となっています。アタヌルもトルコでは自らが運営する「ドアンアートギャラリー」の絵画教室で教え、また「イズミル絵画彫刻博物館」でも絵画や彫刻作成の指導に当たると共に芸術大学でも教鞭をとっています。
 二人の作品は、彼らの故郷のイズミル市だけでなくアンカラやイスタンブールなどの大都市を中心に至る所で展示されています。ドアン夫妻の作品は、「ドアンアート」として広く世界中に知られるようになりました。アメリカではニューヨークを初め、ロサンゼルス、シアトル、ポートランドで個展を開催し、またイギリスのロンドン、スイスのチューリッヒ、台湾の台北などや、カナダでは首都オタワ、トロント、エドモントン、カルガリー、バンクーバー、ビクトリアの各地でも個展を開きました。この
度は、カナダセトルメントサービス株式会社代表取締役、後藤直行氏の協力を得て「ドアン水彩画展」を日本各地で開催する運びとなりました。

 

Watercolor Art Gallery

 

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