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保守党の党首は誰?
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「12月に発足した新しいカナダ保守党。 アライアンスと進歩保守党の合併だが、まだ党首が決まっていない。 今は三つ巴の争いになっている」

「3人名乗り出ているわけか。 前アライアンス党首のスティーブン・ハーパー(Harper)の出馬は予想通りとしても、後の2人は、国民にとってはなじみのない名前だね」

「この合併には最初から無理があった。 新興政党アライアンスに吸収された老舗の進歩保守党の中には、離脱した議員も数人いる。 クラーク元総理もその一人だが、アライアンスからも脱藩者が出た。  新保守党が自由党を脅かす存在になるには、まず党内を固めなければならない」 

「最初に名乗りをあげたのはトニー・クレメント(Clement)だ。 オンタリオ州の進歩保守党の政治家だ」

「オンタリオは自由党の金城湯池だから、そこを攻略できるのは、申し子の自分だという意気込みなんだろうね」

「彼は、1961年、イギリスの生まれだ。 4才の時カナダに来て、トロント大学で、政治学と法律を修めた。 若い時からポリティカル・アニマルで、1995年、州議会議員に当選。 そしてハリス州首相のもとで、幾つか州政府閣僚のポストを経験。 この前の選挙では、敗れたが、今度は、将来の総理大臣の地位を視野に入れての挑戦だ」

「スティーブン・ハーパーは?」

「これは1959年、トロントの生まれ。 高校までトロントで過ごし、アルバータの石油業界に飛び込んだ。 1985年カルガリー大学を卒業、6年後には経済学の修士もとった。 リフォーム党を創立したプレストン・マニングに弟子入りしたが、後で袂を分かつ。 1993年国会議員に当選。 2002年、リフォーム党の後身、アライアンスの党首になる。 そしてカルガリーの補欠選挙で勝ち、オタワの公式野党の党首として、自由党政権と対決している」

「3人目は、話題の新人、億万長者の若い女性だそうじゃないか」

「ベリンダ・ストロナック(Belinda Stronach)、 37才だ。 移民の父親が、カナダ一の自動車部品の会社をつくりあげた。 彼女は、スタイル抜群のブロンド。 写真を見たかったら、belinda.ca のホームページを開けばよい。 トロントのヨーク大学のビジネススクールを中退。 2回の離婚歴があるところは、キム・キャンベル元首相と同じだ。 もっともキャンベル女史は、マウルーニー元首相から圧倒的多数の保守政権を引き継いだものの、一夏だけの首相に終わり、次の選挙で壊滅したから、前例としてはちょっとね」

「でもベリンダさんは、父親の後を継いで、マグナ社の社長になり、年収10億円はとっていたそうだから、選挙資金には不自由しないだろう」

「今までのところ、演説もインタビューもパッとしないが、マウルーニーやオンタリオの元州首相達が後押ししているところをみると、ポテンシャルはあるのだろう。 フォーチュン誌も『カナダで最もパワフルな女性経営者』と銘打っているし」

「それにしても、カナダの政党代議員たちは、実力未知数の新人が好きだね。 それと国民の審判は全く別だが。 キャンベルさんに熱を上げた進歩保守党の代議員達も、国民の眼で先を読みとることはできなかったのだから」

(2004/1/29)


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